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毛抜 (歌舞伎)[けぬき]
『毛抜』(けぬき)とは、歌舞伎十八番のひとつ。 == あらすじ == 公家小野春道の息女である錦の前は、同じく公家の文屋豊秀に輿入れすることになっていたが、その錦の前に降りかかった災難とは「髪の毛が逆立つ」という奇病であり、これにより婚儀が滞っていた。文屋豊秀の家臣である粂寺弾正(くめでらだんじょう)は主の命により錦の前の様子を見に春道の館に来る。そして髪の逆立つ様子を見て驚くが、のちに髭を抜こうとして毛抜きを使っていると、その毛抜きがなんとひとりでに立って動くではないか。不審な動きをする毛抜きを拠り所に、弾正は髪の毛が逆立つというからくりを見破る。それは天井裏に仕掛けられた大きな磁石と、姫君の髪飾りを鉄で作って奇病を作り出し婚儀を妨げ、お家乗っ取りを企む小野家の家臣のしわざだった。粂寺弾正はその家臣を討ち、悠々と引き上げる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「毛抜 (歌舞伎)」の詳細全文を読む
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